軌道研究室

ここでは札幌市営地下鉄の 軌道ついて研究します

軌道が札幌市営地下鉄の最大の特徴です。


南北線軌道(麻生駅)
ダブルタイヤの太い走行路とT字型の案内軌条が特徴。


 札幌市の地下鉄は現在3路線48.0kmとなっており,南北線の平岸−真駒内間4.7kmを除いて すべて地下路線となっています。ほとんどの場合,上下線は一体となっていますが,東豊線の 豊水すすきの−学園前間は豊平川をわたる部分にシールド工法を採用し,上下線が離れています。 また同じ東豊線の美園−月寒中央間は山岳工法が採られ,この間は上下線の間に柱はありません。 札幌地下鉄の中で最急勾配区間は,南北線平岸−南平岸間で地上に顔を出す部分で,43/1000という かなりきつい勾配になっています。この区間は電車も唸りをあげて勾配を登っています。隣駅との 距離が最も近いのは南北線幌平橋−中の島間の530mで,豊平川を挟んで駅が並んでいる感じです。 また駅間が最も長い区間は,同じく南北線の自衛隊前−真駒内間1750mとなっています。



参考資料:
札幌市企画調整局『札幌の交通計画 資料編』,1998.8。
札幌市交通局『100万人の新しい足 札幌市地下鉄開通記念』,1971.12。
札幌市交通局『札幌高速鉄道 東豊線建設史(栄町〜豊水すすきの間)』,1989.9。
札幌市交通局『札幌地下鉄建設物語』,1985.12。


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1999/10/11作成
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