メトロの高架下はマルシェ(朝市)の会場。
(6号線Nationale−Chevaleret間)
当研究所は札幌地下鉄研究所の付属機関として,パリメトロの車両や駅について紹介する 研究所です。2005年後半,パリに3ヶ月半ほど滞在する機会がありました。その際,お世話に なったパリメトロは,ゴムタイヤ併用式の走行システム,駅の内装や入口の芸術的 デザイン,ループ線での折り返し方式など,札幌地下鉄はもとより日本のどの地下鉄にも見られ ないものがたくさんあり,とても興味が湧いてきました。
当初,札幌地下鉄研究所の特別研究室に入れようと思っていましたが,コンテンツがあまり にも膨大になってしまい,別URLを確保して別組織の研究所として開設することにしました。その ため,札幌地下鉄との比較が多くなっています。また,たった3ヶ月半の滞在期間だったことも あり,まだまだ調査の足りない部分や内容が不正確な部分,事実誤認などがあるかもしれません が,その点はどうぞご容赦ください。これからどうぞよろしくお願いいたします。なお,滞在当時, 暴動の発生など諸般の事情のため,13号線のLa FourcheとSt-Denis-Universite間は滞在中に乗車 できませんでしたので,この区間の情報は参考文献によるもののみです。
<2009年7月追記>
2008年年末のパリ訪問で13号線La FourcheとSt-Denis-Universite間(St-Deni支線)も乗車して
きました。
コンテンツについては,パリメトロにあまり詳しくない方にも,なるべくわかりやすくする ことを心がけましたが,ちょっと理解するのが難しいところもあるかもしれません。内容をより 深く理解したいという方は,RATP(パリメトロの 運営会社)ホームページから 路線図をご覧いただき,見比べながら当研究所をご利用いただくことをお勧めします。リンク先 ページの左側「Services voyageurs」から「Plan Interactif」というところをクリックすれば 路線図にリンクします。また,路線ごとの駅名を調べたいときには,その左の 「Plans des lignes」から入り,中ほどの「○Mマーク(Metro)」をクリックして,その中の 各路線番号を選択してください。
研究所内でのパリメトロの駅名はフランス語表記にしてあります。ただし,アクセント記号 はつけておりませんので,あしからずご了承ください。また,カタカナでの日本語表記をつけよう かと思いましたが,フランス語の発音を必ずしも完全にカタカナにできるわけではないため, 申し訳ありませんがカタカナ表記はつけておりません。また,駅名表記は基本的にRATPの路線図の 表記を基本としており,正式名称と一致しない場合があります。例えば,7号線のPorte de la Villette駅は 正式名称がPorte de la Villette - Cite des Sciences et de l'Industrie駅となりますが, 路線図にはPorte de la Villette駅とだけ表記されていますので,当研究所でもPorte de la Villette駅と 表記しています。またいくつかの駅では,区別の付く範囲で路線図の表記よりもさらに省略して いる場合もあります(例えば,7号線La Courneuve 8 Mai 1945駅はLa Courneuve駅と表記)。
最後に,路線の呼び方についてですが,日本語では「○号線」という言い方と「○番線」と いう言い方があるようです。当研究所では「○号線」という表記に統一しています。これは 「番線」というと駅ホームの「番線」をイメージしてしまうこと,東京でもかつて「都営12号線」 (現在の大江戸線の一部)という名称が使われていたことなど,路線を表すには「号線」のほうが ふさわしいと判断したためです。フランス語では単に「Ligne」なのに日本語は複雑ですね。